日本IVR学会に参加しました!

平成29年5月18日(木)、岡山県岡山市で開催された第46回日本IVR学会総会に当分野の青木誠助教が参加されました。

青木先生は、救急医でありながら、IVR(Interventional Radiology; 画像下治療)も専門としています。

以下、青木先生からの報告です。

皆様、こんにちは。救急医学の青木です。
今回、岡山市で開催された日本IVR学会総会に参加致しましたのでご報告致します。

IVR学会は、私が本学の放射線診断核医学分野でIVR研修を行ってから毎年参加している学会で、自分にとって非常に大切な学会の一つです。

今回、私はポスター発表で「動脈塞栓術で止血困難であった産後の危機的出血症例の検討」という演題で発表して参りました。

産後出血は以前から救急医として主に外来診療に携わってきましたが、IVRを学んでからは実際に自分でIIVR治療も行っている大変関わりの深い疾患です。

産後出血に対してのIVRの有効性は今日では確たるエビデンスが存在していますが、やはり一定の割合でIVRを行っても止血が難しく子宮摘出を要する症例が存在します。

本発表で、IVRでの止血が困難な症例について、関与する因子を検討しました。個人的には過去の報告にも存在するように、凝固障害(DICの程度)等が強く関与するしているのではないかと考えておりましたが、今回の検討では卵巣動脈からの出血の関与がIVRでの止血困難に最も関与するということが分かりました。そのため、IVRで最初に行う大動脈造影での所見が重要であるとの結語となっています。

本学会ではその他にも救急領域のIVRについて、外傷等中心に多くの事を学ぶことができました。救急医が行うIVRについては今後一定の質を担保することが重要になってくると思われます。

私自身は現在もIVRの技術を群馬大学で学ぶことができており、今後も患者さんに安全・迅速なIVRを行えるよう精進して参ります。


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