第2回G-GATEコースを開催しました!

平成29年10月18日、第2回G-GATEコースを本学スキルラボセンターで開催しました。

G-GATE(Gunma General Assessment Technique for Emergency)コースは、主に初期研修医を対象とした救急診療のスキルアップを目指した講習会です。

本コースは①救急超音波②急変対応/蘇生③外傷をテーマとした3つのブースに分かれて、1日かけてじっくりと各テーマについて学びます。

今年度も当センターの村田将人助教が中心となり、当教室のスタッフが事前準備を進めて参りました。

第2回ということで、前回の経験を活かして、各ブースとも様々な工夫をしていました。

救急超音波ブースではSonosimに加えて、救急超音波トレーニング用人体模型を使用しました。

また、急変対応/蘇生ブースでは気管支ファイバー挿管や小児蘇生など一般的な蘇生コースをさらに発展させた内容の実習がありました。

外傷ブースでも本学スキルラボセンターが誇るシミュレータを総動員して、トロッカー挿入や輪状甲状靭帯切開などの手技を学んでいただきました。

第2回となった今回は、前回以上に群馬県内の各研修病院から多数の研修医の先生に多数ご参加いただき、大盛況のうちにコースを終えることができました。

来年度も当教室ではG-GATEコースを開催予定です。今後もコース開催を重ねていく中で内容をより充実させていきたいと考えております。

次回も研修医の皆様のご参加をお待ちしております。

J-MELSコースに参加しました!

平成29年9月23日・24日、当院スキルラボセンターで開催されたJ-MELSベーシックコース、インストラクターコースに当センターの萩原周一先生、青木誠先生がインストラクターとして参加しました!

以下、青木先生からの報告です。

皆様こんにちは、救急医学の青木です。

今回、私青木と萩原先生が、J-MELSコースにインストラクターとして参加して参りましたのでご報告させて頂きます。

日本母体救命システム普及協議会:J-CIMELS (Japan Council for Implementation of Maternal EmergencyLife-Saving System)とは、妊産婦死亡率の低下と周産期医療の向上のために、あらゆる職種の周産期医療関係者に標準的な母体救命法を普及させることを目的として、日本産婦人科医会、日本産科婦人科学会、日本周産期・新生児医学会、日本麻酔科学会、日本臨床救急医学会、京都産婦人科救急診療研究会、妊産婦死亡症例検討評価委員会の7団体共同で設立された協議会です。

J-MELSはJ-CIMELSが開催する講習会で、ベーシックコースは一次医療施設から高次医療施設に搬送するまでの母体救命対応を学ぶ講習会になります。

妊産婦死亡率の低下と周産期医療の向上のためには、産婦人科医師のみでなく、救急医を含めたあらゆる医療関係者との協力が重要です。そのため、J-MELSコースは、産婦人科医師だけでなく、我々救急科医師も参加が求められています。

今回、我々はベーシックコース・インストラクターコースに参加し、如何にして妊婦さんの状態変化を早期に認識し、適切な処置を行い、迅速に高次医療機関に搬送すればよいかという事を受講者の方々に指導させて頂きました。

当院産婦人科の先生方、学外からの先生方の熱意あるインストラクションのおかげで、非常に実りある2日間コースになったのではないかと感じています。

今回のJ-MELSコースは群馬大学での開催は初という事であり、応募が多数の為残念ながら参加できなかった方もいるとのことでしたが、12月にはまた改めてベーシックコースが開かれる予定です。

自分のように救急医、全身管理医として参加している医療者はまだまだ少ない現状ですが、少しでも妊婦さんの救急診療に関わっている方は是非とも参加して頂ければと思います。

我こそはと思う方、どうぞ次回のJ-MELSコースに奮って参加してみてください!!

Gunma Infection Meetingに参加しました!

平成29年7月29日、前橋市内で開催された第1回 Gunma Infection Meeting(GIM)で当センターの一色雄太先生が口演発表を行いました。

本研究会は群馬県内で感染症診療に関わる医師が症例を報告し、その診断や治療についてディスカッションを行います。
以下、一色先生からの報告です。

久しぶりの投稿になります。シニアレジデントの一色です。
今回私は、第1回 Gunma Infection Meetingに参加し、Toxic Shock Syndrome(TSS)の症例について報告致しました。

TSSは、約30年ほど前に生理用タンポンに繁殖した細菌により流行したことがありますが、最近ではかなり頻度の低い疾患になってきています。

救急外来では、怪我や風邪など、頻度の高い疾患の方ももちろん多く来院されますが、時にはこのような稀な疾患を経験することもあり、日々勉強が必要だと再認識させられます。

今回の発表は、テレビ番組のドクターGのような形式で発表者がヒントを出しながら、また参加者から追加の質問を受けながら、病名を導き出す展開でお話しをしました。

県内の各病院や内科、外科など各診療科の先生方が参加されており、多くの観点からディスカッションできる貴重な経験になりました。

研修医の先生からも発言が出てきたり、診療当時にはあまり考えもつかなかったような意見の提案もあり、改めて刺激を受ける機会にもなりました。

今後も、こういった研究会に積極的に参加することで、自分の診療能力を磨いていきたいと思います!

というわけで、一週間前に初めて子供が産まれてドキドキワクワクの一色がお伝えしました。ではまた!

HAEフォーラム in 群馬が開催されました。

平成29年6月16日(金)、本学臨床中講堂にて第1回 HAEフォーラム in 群馬が開催されました。
今回は、当センターの澤田悠輔先生が一般講演を行いました。

遺伝性血管性浮腫(Hereditary angioedema; HAE)は、補体第1成分阻害因子(C1インヒビター)の遺伝子異常により、ブラジキニンが異常産生されることで、全身の血管透過性が亢進される病気です。
具体的には皮膚、消化管粘膜、気道粘膜などに突然に(発作性)、繰り返し(反復性)の浮腫を生じますが、特に喉頭浮腫による窒息や腸管浮腫による腸閉塞の危険性があることから、救急領域では特に迅速な処置が必要とされています。

しかしながら、疾患頻度は約5万人に1人と、非常に稀な病気であるため、そもそも医師の間でも約45%程度しか知らないという調査結果もあります。
上記のようなHAEの急性発作に対しては、C1インヒビター製剤が唯一の有効な薬剤ですが、常備されている医療機関が少ないため、医療機関同士の連携や医療者間のHAEについての理解が重要だとされています。

今回のHAEフォーラムでは、HAEについての理解を深め、HAEを疑う患者さんがいれば適切に治療ができるようにすることが重要と考え、救急科だけでなく、皮膚科・耳鼻咽喉科・歯科口腔外科の先生も多数参加されていました。

澤田先生からは当院で経験したHAEの症例について、考察を踏まえながら発表をして頂きました。

また、今回のフォーラムでは大阪警察病院 ER・救命救急科から廣瀬智也先生に「HAEを知ること・疑うこと・地域で取り組むことの重要性」という演題で特別講演を行って頂きました。
廣瀬先生は大阪府内の救命救急センターと協力して、HAE患者さんを探すための前向きスクリーニングの臨床研究を行い、3年間で3人の新たなHAE患者さんを診断されています(Hirose T, et al. Medicine 2017;96(6):e6109.)

廣瀬先生の努力により、大阪府内でHAEの理解が広まり、さらに新たにHAE患者さんが診断されるようになったという講演をお聞きし、地域の医療者や病院が連携してHAE患者さんの診療に当たることの重要性を痛感しました。

上記の通り、HAEは稀な疾患で疾患認知度も高くないことから、診断に10年以上かかったという報告もあり、実は見過ごされている患者さんが数多くいる可能性が指摘されています。
こうした研究会を通して、HAEに対する医療者間の理解を深めることで、HAE患者さんの診断や治療に役立てることに繋がれば幸いです。

JMECCに参加しました!

平成29年6月11日(日)、第5回群馬大学JMECCコースに当センターの澤田悠輔先生がアシスタントインストラクターとして参加しました!

JMECC(Japanese Medical Emergency Care Course)は日本内科学会が設立した救急講習会です。

当センターも年に数回開催している日本救急医学会が開発したICLSコースに、日本内科学会独自の内科救急をプログラムを加えたコースとなります。

ICLSは特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としていますが、JMECCはさらに心停止前の内科救急対応も含めたコースとなっています。

今回も群馬大学病院内科診療センターが主催しており、それに加わる形で当センターから澤田先生がコース指導に当たっています。

こうした教育訓練は「Off the Job Training」と呼ばれ、特に救急医療では外傷や災害医療、集中治療、熱傷など様々な状況を想定したコースが発展しています。

当センタースタッフは、こうした教育訓練に積極的に参加、あるいは指導に携わっており、今後もこうした教育コースを通して、日常診療の向上に努めていきたいと考えております。


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