群馬 Critical Trauma Meetingを開催しました!

平成29年12月8日、本学医学部臨床中講堂にて第1回 群馬 Critical Trauma Meetingが開催されました。

以下、青木先生からの報告です。

皆様、こんにちは。救急医学の青木です。

今回、群馬 Critical Trauma Meetingを開催させて頂きましたので、ご報告致します。

そもそも本会は、私、青木と前橋赤十字病院高度救命救急センターの小倉崇以先生が、「いつの日か群馬県内の各施設が参加して、外傷疾患を検討・研究をできる場を作りたい」と思っていたところから始まりました。

お互いに忙しい身でありながら、なんとか今年度より群馬外傷研究会を群馬県内の救命救急センター3施設、群馬大学放射線診断核医学分野の先生方とで立ち上げることができました。

そして、群馬外傷研究会の一事業として今回の群馬 Critical Trauma Meetingを開催するに至りました。ここまで辿り着くまでには、各施設の先生方と合計4回の事前会議を重ね、少しずつ準備を進めて参りました。

Meeting当日は症例研究、臨床研究案、そして群馬大学OBであり、現在は日本医科大学救急医学分野で活躍されている横堀將司先生のご講演と非常に充実した内容で開催することができました。
また、参加者も群馬県内の救命救急センターを中心とした各施設の医師、看護師だけでなく、県内消防の救急救命士の方々にも多数ご参加頂きました。

Meeting自体はDiscussionが活発に行われたのはもちろんのこと、懇親会まで非常に盛り上がり、今はここまでやってきて本当に良かったとやや感慨深い気持ちに浸っております(笑)。

一方で外傷という分野はまだまだ検討すべき項目があるのは間違いなく、研究会を立ち上げたからにはその会の継続と共に、最終的にはそれが患者さん自身の救命に繋がらなくてはいけないという使命感を感じております。

今後も群馬県における外傷診療施設間の更なる連携、そして群馬県の外傷診療の質的向上を目指すべく、皆で頑張って参りますのでどうぞ宜しくお願い致します。

院内災害訓練を実施しました!

平成29年12月3日、平成29年度群馬大学医学部附属病院 大規模災害発生時の被災地受入訓練(トリアージ訓練)を開催しました。
当院は災害拠点病院に指定されており、平成25年より毎年、大規模災害を想定した院内災害訓練を開催しています。

主に当センター医師・看護師を中心としたDMATチームがコーディネーターとなり、当院の医療スタッフ、事務職員、医学部学生や留学生、他の医療機関のDMATチームなど、総勢約270名が参加しました。

今回は「同日朝8時に震度7の地震が発生し、多くの傷病者が発生した」ことを想定し、多数傷病者の受入を訓練しました。

今年で5回目となる本訓練は、毎年度想定を変えながら行われており、特に今年度は、①地震の影響で電子カルテが利用できない②傷病者に災害弱者(外国人、子供、高齢者等)の方も含まれるといった想定が付与されました。

特に電子カルテシステムが使用できないという想定は、災害時には起こり得ると考えられ、紙ベースによるカルテ記載や検査のオーダリングの手順を再確認することができました。
また、外国人患者さんについても翻訳カードや通訳のできる職員も交えながら、患者さんが安心して診療を受けられるように対応の手順を確認しました。

多数傷病者の受入を行うにあたり、トリアージから赤(最優先治療群)、黄(待機的治療群)、緑(軽症群)各ブースでの治療の流れを確認をし、職員が災害時に何を行うべきかを習得し、災害対応に対する意識を高めることができました。

今後も当院では、院内災害訓練をはじめとして、災害発生時にも円滑に対応することができるように、引き続き努力してまいります。

山村地域での救命救急と救助技術セミナーを開催しました!

平成29年11月18日、国立赤城青少年交流の家で開催された山村地域救命救急と救助技術セミナーに当センターの大嶋教授と澤田先生がスタッフとして参加しました。

本セミナーは、山間部で発生した傷病者を救命救助することを目的に、当院麻酔科蘇生科を中心に、群馬JPTEC協議会、群馬県山岳連盟、群馬県防災航空隊の協力の下で毎年開催されています。

セミナーは2日間にわたって開催され、当院や他院の医師・看護師だけでなく、本学医学科学生も多数参加して、山岳救助に必要な埋没者捜索や特殊搬送技術講習、防災ヘリコプター機内活動訓練等を行いました。

今回のセミナーでは、前橋消防を中心とした県内消防の救急救命士の皆様のご協力の下、群馬県内で初めてのJPTECファーストレスポンダーコースが開催されました。

JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)は主に救急隊員を対象とした外傷傷病者の病院前救護に関するコースですが、ファーストレスポンダーコースは非医療従事者を対象として、傷病者発見から救急隊等に引き継ぐまでの対応を学ぶコースです。

参加者の皆様には用手的気道確保、止血法、刃物等の固定、用手的頸椎保護、フラットリフト、ログロールなどJPTECに基づいた外傷傷病者対応を学んで頂きました。

本セミナーを通して山村地域での厳しい条件下でも活動できる救急・救助の技術が少しでも多くの医療関係者に広がるよう、当センターは今後も取り組んで参ります。

群馬クリティカルケア研究会を開催しました!

平成29年11月25日(土)、高崎市のニューサンピアで第10回群馬クリティカルケア研究会が開催されました。
群馬クリティカルケア研究会は、主に群馬県内の救急・集中治療領域に従事する医療関係者を対象に、毎年度開催されています。

今回は当センターの大嶋清宏教授が当番幹事を務め、「外傷診療」をテーマとして、講演・パネルディスカッションなどが行われました。

午前中は「外傷診療の流れを知る!~現場からICUへ繋ぐ命~」と題して、病院前救護から、ドクターヘリ、外傷初期診療・看護、外傷外科そして集中治療管理など、各職種の立場から外傷診療の一貫した流れを捉える講演が行われました。

昼食時には主に看護師向けのエコーのハンズオンセミナーが開催され、エコーの基礎から下大静脈・膀胱エコーを中心とした日常看護でも実践できるような実習を行いました。

午後にはBasic Lectureが開催され、救急疾患が多い脳神経外科及び循環器内科、及び近年注目されているPOCUS(Point of Care Ultra Sound;救急集中治療やプライマリケアでの超音波検査)について講演が行われました。

最後に「多職種による早期回復への支援」をテーマにパネルディスカッションが行われ、医師・薬剤師・歯科衛生士・理学療法士・臨床工学技士・看護師の各職種の立場から重症患者の早期回復に向けた取り組みを発表、議論が行われました。

当日はこれまでの群馬クリティカルケア研究会でも過去最高の参加者が来場され、外傷診療への関心の高さが伺えました。
群馬クリティカルケア研究会は来年度も開催予定ですので、救急・集中治療に関わる医療関係者の皆様は次回以降もご参加頂ければ幸いです。

AHA-RESSに参加しました!

平成29年11月11日~15日、アメリカ合衆国・アナハイムで行われたAmerican Heart Association-Resuscitation Science Symposium(AHA-RESS)に当センターの青木誠先生が参加しました!
青木先生は今回の発表で若手研究者に贈られる「Young Investigator Award」を受賞されています!

以下、青木先生からの報告です。

皆様、こんにちは。救急医学の青木です。

今回、アメリカ心臓学会-蘇生科学シンポジウム(AHA-RESS)に参加して参りましたのでご報告させて頂きます。

私は昨年も参加しましたが世界最大の学会とも言えるAHAに、今回も演題が採択されたため発表をして参りました。

さらに今回は幸運なことに「Young Investigator Award(YIA)」という若手研究者賞を頂くことができました。
YIA受賞と同時に、ポスターではなく口演での発表が決まり、ダブルで嬉しい結果になりました。

内容については日本外傷学会のデータを用いて、外傷出血性ショックに対しての昇圧剤使用について検証しております(詳細については論文化をお待ちください(笑))。

本会には国内からも多くの先生が参加されておりました。
学会中は共に研究の話題、将来について語り合い大変activateされました。

世界の舞台で輝こうとしている友人や先輩たちに出会い、それぞれが自分の可能性に挑戦し新たな世界に飛び込んでいこうとしていると感じました。

世界は広い、でもけっこう近いとこにあったりする気がしたAHAでした。


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