学生実習でJPTEC FRコースを開催しています!

平成30年7月4日、本学スキルラボセンターで第5回群馬大学医学部ファーストレスポンダーコースを開催しました。

JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)は、病院前における外傷患者対応について、習得すべき知識と体得すべき技能が盛り込まれた活動指針です。

JPTECプロバイダーコースは、主に救急救命士や救急隊員を対象として、救急現場における外傷患者の対応について学ぶ約7時間のコースです。

一方、JPTECファーストレスポンダーコース(FRコース)は、非医療従事者(山岳救助隊やライフセーバー、警察官など)を対象とした約2時間30分のコースです。

FRコースの内容もJPTECの概念に基づいており、医療資格を持たない最初の救助者(ファーストレスポンダー)が重症の外傷傷病者の発見から救急隊等に引き継ぐまでの対応を学びます。

平成30年5月から当院救命救急センターで臨床実習を行う医学部医学科4~5年生を対象にFRコースを定期的に開催しており、今回で5回目の開催となります。

FRコースは短時間で外傷診療のエッセンスを学ぶことができるコースであり、医学生が病院前診療の重要性を理解することにも繋がると考えています。

また、受講生が医学生ということもあり、通常のFRコースよりも、より発展的にプロバイダーコースに近い内容も指導しています。

医学生の臨床実習でのFRコースの最大の特徴としては、前橋市消防局を中心とした救急救命士の方々にインストラクターとして参加して頂いていることです。

外傷現場で活動している救急救命士の方々から医学生に直接指導して頂くことで、より重みと説得力がある実習内容になっています。

FRコースは平成28年から新設された比較的新しいコースであり、医学生の臨床実習でのFRコース開催は、全国でもまだ新しい取り組みと考えています。

受講した医学生のアンケート結果からは全体的に好意的な意見が多く、今後も当センターでは学生教育にJPTEC FRコースを活用していきます。

群馬大学PUSHを開催しました!

平成30年7月2日~3日、本学荒牧キャンパスで開催された群馬大学PUSHに当センターの青木先生が参加しました!

PUSHプロジェクトは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)だけの誰でもできる心肺蘇生の普及を通じて、突然倒れた方を救命できる地域づくりを目指すプロフェクトです。

心肺蘇生の中でも最も重要な『胸骨圧迫とAEDの使い方』、『誰かが倒れた時に、声をかける勇気』をできるだけ多くの人に伝えるために、短時間で効率よく勉強できるよう工夫されています。

以下、青木先生からの報告です。

皆様、こんにちは。救急医学の青木です。

今回、群馬大学荒牧キャンパスにおいて、新入生対象の心肺蘇生講義:群馬大学PUSHを実施しましたのでご報告させて頂きます。

まず、この講義についてですが、「年々日本で増加している心臓突然死を減らしたい、その為に胸骨圧迫とAEDの使い方を学ぶ」ということを目的としています。

「心臓突然死なんて出会うことないさ」なんて思っているあなた……

日本では年間7万人という人が心臓突然死で亡くなっており、その中には小学生、中学生、高校生といった若年者も交じっているのを知っていますか?

この講義の中では、日々進歩している医療において、心臓突然死を減らすために最も有効なのは病院の中での治療ではなく、そばにいる人(それはあなたです!)の胸骨圧迫とAEDの使用であることを強調してお伝えしています。

今回参加してくれた群馬大学の新入生約1000人、皆さんとても熱心に講義に取り組んでくれました。なお、本活動は群馬大学Facebook(https://www.facebook.com/群馬大学-237055196735555/)でも取り上げられており是非ともご覧になっていただければと思います。

今回お力をお借りしました群馬PUSHの方々と共に群馬大学自体も地域の皆様の助けとなるべく頑張っていきたいと思っております。どうぞ今後とも宜しくお願い致します。

外傷学会に参加しました!

平成30年6月21日~22日、京都国際会館で開催された第32回日本外傷学会総会・学術集会に当センターの村田将人先生が参加しました!
以下、村田先生からの報告です。

救急医学の村田です。
今回、京都で開催された日本外傷学会で発表をして参りました。

自分の発表はともかくとして、日本の外傷診療を支える先生方の講演や議論を聞くことができ、大変勉強になりました。

特に、個人的に興味のある「頭部外傷後の管理」について、凝固異常を中心に学べたことは今後の診療で大きな力になると思います。

「二次的脳損傷をいかに軽減するか」については世界的なトピックとしてあらゆる角度からチャレンジが続いており、今後も常に知識をアップデートしていきたいです。

京都については修学旅行以来でしたが、宿泊したホテルに降り注ぐ比叡山の風を全身に浴びて、とても心が洗われました。

なのでスマホのカメラが壊れて、京都の写真が全て無くなっても全く腹がたちませんでした。

残念なのは皆様に学会の雰囲気や京都の景色を写真で伝えられないことくらいです。

来年の日本外傷学会は「劇的救命」で有名な今先生が大会長で青森県で開催されます。

来年も是非、演題発表を行っていきたいと思います。

JPTECコースに参加しました!

平成30年6月23日、前橋赤十字病院で開催された第13回県央地域外傷セミナー(JPTECプロバイダーコース)に当センターの大嶋教授が世話人、澤田先生がプレインストラクターとして参加しました。

JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)は、病院前における外傷患者対応について、習得すべき知識と体得すべき技能が盛り込まれた活動指針です。

本コースはJPTECに基づき、救急現場における外傷患者の対応について学びます。

コースには、病院内での診察内容に相当するような生理学的・解剖学的評価も含まれますが、外傷現場の安全確保や応援要請、車外脱出など外傷現場ならではの活動を想定した内容が含まれています。

そのため、JPTECコースの対象は主に救急救命士や救急隊員ですが、外傷診療に携わる医師や看護師も受講生として参加しており、病院外での活動を学べる貴重なコースでもあります。

平成30年3月から当院はドクターカーを運行していますが、外傷現場で救急隊と共に活動することがあることから、当センター医師・看護師は、JPTECコースを受講した上でドクターカーに同乗しています。

今後も、病院前診療において救急隊の方々と連携を深めていくために、当センタースタッフはJPTECコースに参加していきます。

日本DMAT研修に参加しました!

平成30年6月4日~6日、災害医療センターで開催された平成30年度東第1回日本DMAT隊員養成研修に当センターの澤田先生が参加しました。
当センターに所属する医師としては、6人目の日本DMAT隊員になります。

DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは災害派遣医療チームのことで、災害拠点病院である当院には多くのDMAT隊員が勤務しています。

災害は発生地域により「局地災害」と「広域災害」の大きく2つに分かれますが、今回の研修は日本国内で発生した広域災害に対応するDMAT隊員を養成する研修になります。

日本DMAT隊員養成研修は本来4日間の研修ですが、澤田先生は昨年、群馬県内で発生した局地災害に対応する群馬DMAT隊員養成研修に参加しているため、2.5日間の研修を受講することで日本DMAT隊員の資格を得ることができます。

研修では局地DMAT研修で学んだ内容に加えて、広域災害におけるDMATの活動、広域医療搬送、航空機内での医療活動、Staging Care Unit(SCU)での医療活動などが受講内容に含まれます。

特に、最終日には広域搬送の拠点となるSCUでの活動を想定したシミュレーション実習を行い、SCUに次々と搬送される患者さんを適切かつ迅速に広域搬送するための対応を学びました。

今後も当センターではDMAT隊員を養成し、災害時にも適切かつ迅速に対応できるよう、努めて参ります。


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